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それから私は毎日保健室へ通った。
初めは休み時間中にちょこちょこ顔を出す程度だったけど、日に日に授業に遅れるようになって1ヶ月後には完全に保健室に居るようになった。
でも先生は何も言わなかった。
それどころか毎日…
「よく来たね」
と言って笑顔で受け入れてくれた。
私は優しくて綺麗な先生の事が大好きだった。
そしてそんな先生が少しうらやましかった。
まだ若くて綺麗な先生は私以外の色々な生徒からも人気者だった。
そんな先生に魅了されつつも、どこか…
「私とは違う世界の人だ」
という考えが邪魔をして、いじめやリストカットの事を先生に話せないでいた。
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