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ステージアはベッド横に行き俺を手招きする。
どういう結論を出したのだろう、俺は呼ばれるままに彼女に近付くとベッドに押し倒される。
結局、ステージアは床で寝る気なのだと感じた俺は飛び起きようとしたが彼女はそのまま横に滑り込んできて、『これで解決』気味に満足な笑顔をしている。
いやいやいや!!
妄想はしたけど本当に2人でベッドはと俺の心臓はバクバクだ。
そんな心情を知ってか知らずかステージアは俺の腕を伸ばし枕にする気満々そうである。
なんだかとても良い匂いがする……
これが噂に聞く据え膳ってやつですか?
彼女いない歴5年、高校卒業以来で女性経験はプロのお姉さんな素人○貞の俺ついに卒業!?
すでに右手は腕枕になっている為動かせないが左手がわきわきと俺の意思に反しておかしな動きをしていた。
ステージアは俺の方を向き顔を隠すように横になっている。
OKってことだよね……?
OKってことなんだよね……
自分に問い掛ける脳裏にふと夕乃の姿が思い出された。
うっさい邪魔!
一言のもと夕乃の姿を追い払った俺は弾けそうな胸の鼓動をそのままにステージアを見つめる。
うつむき加減なので表情は見えないが、その静かな息遣いが俺のリビドーを刺激する。
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