平穏な日々

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「んじゃ、部屋でゲームでもすっか」 夕乃を連れ自室に行く。 ドアを開けると和風の8畳間で部屋には、セミダブルベッド・25インチテレビ・パソコンデスクにはデスクトップパソコン・壁にはモデルガンが数挺飾られ、横には大きな本棚が2台あり本棚には漫画や小説が詰め込む様に並んでいる。 夕乃は慣れた動作で座椅子をテレビ前に移動しスタンバイ完了 「相変わらずモデルガンオタっぷりだねぇ」 「俺の数少ない趣味の1つだ」 答えた俺は夕乃の隣に座りゲーム機を用意する。 「今日は何やるんだ?」 「今日は格ゲー行っとこうか」 1本のソフトを取り出す。 『バーチャ○ァイター4』と書かれたソフトを手にキラリと輝く瞳、夕乃の得意なゲームである。 対戦成績は勝率7割を誇る。 「今日こそは負けねぇ!」 俺はキャラクターエディット画面で八極拳使いを選択。 夕乃は色白なプロレスラーを選択した。相変わらず見た目に似合わないキャラを使いやがる…… いざ試合開始、相手はレスラーだ接近し過ぎると投げを食らう。 俺は中距離からパンチとキックの1・2で様子を見る。 が、2のキックを捉えられドラゴンスクリュー、倒れた所に足を持たれジャイアントスイング。 グルグルと遠心力を効かせた投げ技を食らい、俺のキャラはそのまま場外へと飛んでいった。
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