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パカッ
朝、学校の下駄箱。
上履きの上に
1通の手紙。
(ハァ またか。)
何て思うのは
失礼だけど…
正直疲れる。
毎日毎日呼び出され、
断って、
気まずくなって、
の 繰り返し。
私は何とも
思ってないのに。
↑
世の女子に喧嘩売る
発言(^_^;)
昼休み。
校舎裏。
いつもと同じパターン。
でも今日は
ちょっと違った。
ズカズカと歩み寄る要。
驚く男子と
戸惑う私(@_@)
勝手に割り込んで
勝手に引っ張って
ズカズカ進む。
「お-い 要?」
「なにアレ。」
は?
「呼び出されたの。」
「なんで、」
だカラ(-"-;)
「私に告るため?
だいたい手紙なんか
何10通も貰ってんだカラ
慣れてるょ。
こんなコトしなくても
断るし。」
「何10!?」
いきなり
握っていた手に
力をこめる。
「痛ッ」
「だめ」
へ?
だんだん要の顔が
近づいてくる。
「純は俺だけ
見てなきゃ、だめ」
は?
え?
なに言って…
「すき」
ふわっと
要の香りが
まとわりつく。
そのまま優しく
抱きしめられ、
私はその腕に
もたれかかる。
end❤
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