手紙

2/2
前へ
/42ページ
次へ
パカッ 朝、学校の下駄箱。 上履きの上に 1通の手紙。 (ハァ またか。) 何て思うのは 失礼だけど… 正直疲れる。 毎日毎日呼び出され、 断って、 気まずくなって、 の 繰り返し。 私は何とも 思ってないのに。 ↑ 世の女子に喧嘩売る 発言(^_^;) 昼休み。 校舎裏。 いつもと同じパターン。 でも今日は ちょっと違った。 ズカズカと歩み寄る要。 驚く男子と 戸惑う私(@_@) 勝手に割り込んで 勝手に引っ張って ズカズカ進む。 「お-い 要?」 「なにアレ。」 は? 「呼び出されたの。」 「なんで、」 だカラ(-"-;) 「私に告るため? だいたい手紙なんか 何10通も貰ってんだカラ 慣れてるょ。 こんなコトしなくても 断るし。」 「何10!?」 いきなり 握っていた手に 力をこめる。 「痛ッ」 「だめ」 へ? だんだん要の顔が 近づいてくる。 「純は俺だけ 見てなきゃ、だめ」 は? え? なに言って… 「すき」 ふわっと 要の香りが まとわりつく。 そのまま優しく 抱きしめられ、 私はその腕に もたれかかる。 end❤
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加