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《起キテ下サイ。》
そんな力に気付いての次の日
オレはクロに起こされた。
「……なに…？」
閉め切られたカーテンが晴れだと解る程光っていた
《学校ト言ウモノハ朝カラダト言ッテマセンデシタ？》
時計を見れば既に11時
あぁ、目覚まし何てもの無かったっけな
「ありがと、間に合いそうだ。」
昼までには。
《オ役二タテテ良カッタ。》
学校が始まるのが朝とは言ったが時間まで言ってないからな
実際起こしてくれてありがたい
利口な猫で助かった
山岸が知識だけは利口だから似たのかな？
制服に着替えクロに感謝しつつ階段を降りた
既に山岸は居ない、鍵だけが机の上に置かれていた
「……ゲホ。」
何か喉イガイガすんなぁ…
うがいしてから学校へ行こう
鍵をポケットに入れ
洗面台に立ち、鞄を持って外へ出た
空は曇り空になりかけていた
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