変化

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ふざけてんのか。 笑えない冗談やめてくれ 「上辺の言葉なんざいらねぇよ、本当に友達だと思ってたなら守ってやれよ。本当に友達だと思ってたなら信じてやれよっそんな事も出来ない奴が友達なんて言葉軽く使ってんじゃねぇっ!!」 ガシャーンっ!! オレの言葉に固まるクラスメート達の中 それに反抗するように椅子を投げた奴がいた 「あぁーあ…ガラスも安くねぇのよ?」 武葉 進士だ… 「おい、進士…?」 「……出せよ…夜兎を出せ。」 夜兎の中で見た武葉とはまるで別人の雰囲気 それが誰よりも解る西浦を含め、みんなもその雰囲気に押され黙っていた 「何言ってんのぉ?あんたが夜兎を追いやったんだぜ?あんた達がオレを呼び起こしたんだ。」 優しい夜兎を傷つけ それすら理解してない奴ら そんな今のお前らに夜兎を出せられるわけがないんだ 夜兎を守れるのはオレだけなんだ 「死んだって、もう二度と夜兎を傷付けさせねぇ。」  
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