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騒ぎを聞きつけた教師が数人集まってオレ達が起こした騒動は
武葉のガラス弁償と厳重注意だけで終わった
何がきっかけとかは無し
面倒事はごめん
そんな雰囲気が教師達の周りに渦巻いていた
大人がこんなだから子供がこうなる
年齢的に一番左右されやすい時期だと経験してるあんた達ならそれが解る筈なのに…
あの時こうしてくれれば…
そう思った事がないのか？
頼りない…
どいつもこいつも頼りない
そんなんで最近の子供は云々言われたくねぇよ
自分の事が一番…
子供も含め人間は汚い奴ばかりだ
なんて
此処で愚痴った所で何も変わらないし変えられない
オレは廊下を無心で歩いた
そんな時、目の前が暗くなり頭を上げれば
「月兎…だっけ…」
そうオレを呼んだ西浦誠がいた
「何だ、あんたか…何かご用ですか？」
オレのしゃべり方が気に食わないのか何なのか
西浦は顔を歪めた
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