変化

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あいつ帰ってたら面倒だな そう思いオレは校章が付いている物は剥ぎ取り鞄に仕舞った 出来ればバイトもしたい 金貯めて、夜兎に楽もさせてやりたいし ならコンビニ行って求人誌貰わなきゃだ オレは帰り道に有る適当なコンビニへと足を運んでから帰路についた 玄関を開ければ群がる猫たち 《オ帰リナサイッ》 《オ帰リィ》 にゃーにゃーとしか言ってないんだろう猫たちは口々にお帰りと呟く お帰り… 昨日山岸にも言われた言葉 今思えば言われた記憶がない 成る程、出迎えとは良いものなんだな そう実感して猫たちの頭をグリグリと撫でる その対応が嬉しいのかすり寄って来る 正直可愛い… 取り敢えず部屋へと鞄を置きに向かえば 後ろを付いて来る面々 この状況なら下に降りなくても良いかも その予感は的中 椅子に鞄を置いてベッドに座れば 我先にと乗ってくる猫たち 《撫デテ撫デテッ》 《構ッテ構ッテ》 《オレガ先ダゾッ》 《邪魔ァドイテェ》 正に揉みくちゃ 喧嘩しながらもオレに愛想を振り撒く獣は オレを和ませるには十分で  
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