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授業風景は何も変わらない
毎日あった騒がしさが俺の周りに無くなっただけ
二人が居れば何もいらない…
だけど気持ちが良くも悪くも変わらないなんて事はないだろう…
だから覚悟しておこう…
日が変わる度にきっと変わる
毎日やられる事がエスカレートしていく
でも二人がいる間は笑っていよう…
大好きだから…
｢夜兎、俺今日委員会が有るから先帰ってて？｣
授業も終わり放課後になって進士が話し掛けて来た
隣には誠もいる
なら誠もか…
週に一度の委員会は二人を取り上げる
ちょっと寂しい…
｢……うん。｣
待っていたいけど
待ったら家の事が出来なくて、明日の朝待たせちゃうから…
なら早く帰って早く明日を迎えよう
二人ともっと長く居るために……
トボトボと下駄箱に向かい
上履きを鞄に入れる
靴箱を開ければ…
｢……だよな。｣
靴は無かった。
焼却炉か外の体育館倉庫…
後は…
何処かのゴミ箱かな
取り敢えず買う金は無いし
また心配させるのは嫌だ
探さなきゃ…
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