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虐めを誠が入る事によって
強制的に止めさせ今は保健室に来ていた
「綺麗な顔なのに…痛いだろ?」
手当てをしてもらいながら誠は苦しそうな顔と声を出す
それにやんわりと笑って平気だと伝えれば
何も言わないまま頭を撫でてくれた
誠は何も悪くないんだ
だからそんな顔しないで
「学校辞めたらどうだ?怪我だってするし、こんな事続いたら夜兎の身体が持たない。」
顔に絆創膏を貼りながら誠は提案する
今までは家から逃げる為に学校に来ていた
誠達が居るから、幸せだったから苦しくても来ていた
だけど今は
山岸さんの家に居て苦しむ事もない
誠は山岸さんの家に泊まっているから逢えるし
君には……嫌われてしまった
「……辞めない。」
それでも、嫌われても尚幸せをくれた君に逢いたい
一緒に居てはくれないけど
名前を呼んでくれないけど
目を合わせてくれないけど
話しを聞いてくれないけど
俺は君が好きなんだよ…
一番最初に友達になれた唯一無二の存在
学校を辞めたら俺は君との接点が無くなる
学校を卒業しても共に笑い合える友達が欲しい
理解してくれる友達が欲しい
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