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逃げる俺を許して
全てから逃げる俺を
弱い俺を許して…
キミにも謝らなきゃ…
ごめんね…
こんな身体が欲しいならあげるよ
月兎…
俺は目を閉じてそう口にしてから
意識が遠くなるままに、身体を後ろに倒した
全てから逃げる為に
全てから目を逸らす為に
気付けばもう限界だったんだ
耐える事も嫌われる事も
拒絶されるのも憎まれるのも
裏切られた事も守ってもらうのも
泣く事も胸が苦しくなるのも
全部
全部…
全部っ
もう嫌なんだっ!!
「さよなら……」
助けて……っ
だから全部に別れを告げる
これが俺の選ぶ道
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