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今改めて思えばドロドロだな…
知らなくて良い事ばかり耳に入るんだ…
こんな能力いらないのに
中学生の頃もこの能力がきっかけだった
だから言えずにいる…
進士や誠に言えばきっと二人は俺から離れていく
そんなの耐えられない……
言わないで済むならこのまま…
どうか…
俺から二人を取らないでくれ…っ
そう願いながら俺は父の許しを貰えなかった為食事を抜いて
毛布一枚の床へと横になった…
周りには何もない
有るのはスタンドライトと枕の代わりにしてる投げられた雑誌
時間が解る様にタイマー付き腕時計
衣服が上下合わせても全部で10枚ぐらいだ
後は金を貯めて買った傷薬達
俺の節約した金達は自分の流石に痛くて堪らない傷への治療用具に変わる
そうだテーピング…
そう思って俺は身体を起こした
スタンドライトで照らし足首を酷い状態からまともにへとしていった
湿布なんていらないと思っていたのにな…
そう思いながら俺は作業を続けた
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