友達

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「夜兎!!こんなデカブツじゃなくて俺にしなさいっ」 「デカブツってお前なぁ…武葉が小さいだけだろ。」 「あぁっ!!今言っちゃいかん事抜かしたなぁっ!!??」 「あぁ…はいはいすみませんでした。」 「謝る気無いだろお前ぇっ!!」 「いやある、あるから少し音量を下げろ。」 「煩い!!夜兎から離れろ変態っ!!」 「おま…変態は無いだろ変態はっ大体煩いのはお前だろっ」 そんなやりとりを俺は笑いを堪え切れずに吹き出した 壊れた様に笑った俺に二人の言い合いも収まり 二人も俺の笑いにつられ笑い出した 俺きっと今が有るから死ぬ勇気が無いのかもしれないな… だって 今凄く楽しいから…… 学校に着けば下駄箱は上履きの代わりだと言わんばかりに砂だらけ いや正確には墓に象った砂山 わざわざ作ったのかな…なんて考えながら靴も入れないまま下駄箱の扉を閉めた  
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