プロローグ

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俺は見飽きた夢から目を覚ました 現実だけでなく夢にまで脂汗を浮かべる 何がいけないのかすら解らない 何が悪いのかも解らない だからそれは直せなくて それは赦されなくて でも解らなくて いつからか俺は感情の意味すら解らなくなった 夢もなく 希望もなく 先すら見えず でも死ぬ機会もなくて いつからか全て流される様に生きた 言葉を紡ぐ理由がないから 俺は言葉の紡ぎ方を忘れた 喋らなくても何も支障はないから 学校は近所の…何かな… 外見…? 違う 面目…? いや違うな 何と言ったかな……? まぁ簡単に言えば周りの目を気にして 学業は学ぶ事になっている 周りの目を気にする親と呼ぶ人は必ず 満点ではなきゃいけないと言われ続けた でも俺には勉学を学ぶ時間を与えられなかった 罵声を浴びて 拳と足の雨 学校に入れば今流行りの集団虐めが待っていたから 勉学など頭に入らなかった 意識を繋ぎ止めるのが一番先決だから 家に帰れば俺は召使い 兄弟と親 家族と呼ばれる人にあぁしろこぉしろ 無理難題でもやり遂げなければいけない でなければまたサンドバックだから 学校より家のが嫌だと思う 近所迷惑になるからと声は張り上げず 母の顔は駄目だ殴らないでと言う言葉に兄弟たちは従い 俺の身体を黒く染めていった これが陰険かな… と どこか他人事の様に思った  
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