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「違うっ!!違うんだ!!勝手に聞こえて来るんだっ」
「夜兎…」
俺は進士にすがりついた解ってほしくて…
「鳥達が俺に話し掛けて来て聞きたくもない話してくるんだっ!!!!」
「……。」
誠に向かって訴えた解ってほしくて……
だけど…
クラスは笑いに溢れかえった
信じる奴なんていないんだと知らしめられる様に…
「ハハハッ!!馬鹿じゃねぇの!?」
「やべっ!!は、腹イテェっ!!ハハハッ」
「鳥が話すだぁ!!?ハハッ」
「ピーピー喋んのかよっ!!ハハハッ!!」
「お前いつから宇宙人になったわけっ?!ハハハッ」
こうなるなんて解ってたのに…
解りきってたのに…
何言ってんだろ俺…
みんなの笑い声が木霊する
束の間の夢は神様の悪戯だったのか…
反応が薄くなった俺に上げて落として
また薄くなった反応を甦らせる為の小さく
残酷な夢だったのか……
涙を忘れた俺への罰だ…
全てを受け入れる事すら罪だと
言われた様な気がした……
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