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家に帰って仕事して
痛む足の手当して
朝起きて仕事して
学校へ行って嫌がらせに耐える
前の生活に戻ったけど
今の俺は何も苦痛に感じない
進士と誠が居るから……
毎日が楽しい
毎日が幸せだ
休みも後2回寝れば月曜日だと
そう思える
曜日を気にしなかった生活は消え
月曜日を楽しみにする生活になって
怖かった二人を無くす場面も
二人は当たり前の様に打ち破って
俺に強さを教えた
《夜兎はそんな簡単に俺達が離れてくと思ったの?!》
《お前少しは俺達を頼れ。》
そうクラスで言われて身体が熱くなったのを思い出すだけで
また身体は熱くなる
嬉しい…
そんな感情が俺を支配するから
今なら何でも乗り越えられる
進士と誠が居れば
俺はもう何でも平気だと本気で思えた
幸せは長く続かない
そう解っていたのに……
この時の俺はそれすらも失念する程
進士と誠に執着していたんだ
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