プロローグ

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同じ学校だった奴に進士は話を聞いて 俺は何も悪くないと言った 何も後ろめたい事なんてないと… 戸惑った でも初めて触れた優しさは 初めてくれた笑顔は… 俺に感情を教えてくれた 喜び、楽しさ、感動 優しさや悲しさ そして立ち向かう強さ… 「人間意地の悪さで世の中貫いてくんだぜっ」 そう無邪気に笑ったんだ。 それが俺が立つ強さになった言葉 あの笑顔と言葉は忘れない… そんな進士と過ごす様になって一週間が経ったぐらいだろうか いつも笑って明るい進士に流される様な感じで一緒にいた でも俺は嫌だと思った事や煩わしさを感じた事は無かった 寧ろ幸せだとすら思えた そんな時、西浦誠と出逢った。 進士と同じ学校から来たと聞いた だから二人は凄く仲が良かった 背が高くて黒髪が似合ってて何事にも冷静で真面目 整った顔は一見強面に見えるけど進士と同じで凄く優しかった 頭もそこまで悪くないし運動は抜群だ 笑顔の数は少ないけど、その分見せる笑顔は飛びきり輝いて見え 俺は憧れと言う言葉を誠から教えてもらった  
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