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鈍器で殴られた様な感覚が頭を貫いた
何度も頭の中で繰り返し繰り返し響く…
｢気持ち……悪い…｣
――気持ちワリィなっ
――気持ち悪いの、近寄らないで
――気持ち悪い奴だな
――気持ち悪いのお前がいるだけで気分悪くなんの
言われ慣れた筈なのに…
｢近寄んないでくれ、２度と…｣
２度とって一生…？
一生って長いんだよ…？
ずっとこのまま……？
｢…チャイムか。｣
ずっと…ずっと…？
ずっとっていつ……？
｢まこ…と…？｣
ずっとってずっと？
何処行ったの？
ねぇ…
ずっとっていつ…？
屋上かな…
そうかもしれない
誠に逢わなきゃ
違うって解ってもらおう
違うんだって気持ち足りないのかも
誠意が伝わらなかったのかも
きっと次は解ってくれる
だって誠は優しいから
いつも俺の気持ち解ってくれて
いつも側にいて笑って…
早く屋上行かなきゃ
あの笑った場所に
宿り木だって言ってくれた場所に
早く…
早く逢いたい……
悪い冗談なんだって笑って
笑ってくれればそれで…
ガチャ……
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