孤独

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雨は降り続ける 俺の代わりに泣いてる 俺を慰める様に 雨音は優しくて激しくて 冷たくて暖かい 独りだと思い知らされるけど… それが現実なんだと理解して それが当たり前なんだと教えてくれる 自惚れない様に…… いつの間にか自惚れていた俺 いつの間にか当たり前を当たり前じゃないと勘違いして そう教えて思い知らされて 優しく包み込んでくれる… でもいつか止んでしまう いつかは太陽を連れてくる… 俺には… 太陽なんて無くなったのに 思い知らさないでくれ… ずっと降り続ければいい ずっとずっとずっと!! 「…ずっと……っ」 ずっと暗い闇を ずっと冷たい日々を ずっと悲しい空を みんなに知らしめてやれば良いのに (オレは夜兎の逃げ道になる。) そしたら辛くなんてならないのに (名前を呼んで…) ねぇ…本当に… (オレはお前の味方だ) ずっと側にいてくれるんだよね…? 「……なら明日また…話そう…」 次にどんな目を向けられるんだろう…? 怖いけど… でも君が側にいるなら… 君の名前はなんだっけ……?  
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