別格

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「…なんか…無駄にデケェ家だな…。」 あれから答えを聞いたら二つ返事で 構わないよ。 と言ってのけた。 なんか こいつ何? 今出会ったばかりの人間拾うって オレが拾ってとか言った側だけど馬鹿なの? って感じだった 寧ろ馬鹿通り越しておめでたいと言うか… まぁ変なヤツだななんて思いながらも オレは今そいつの家に居たりする しかもなんか無駄にデカいし広い なんなんだ? 普通のリーマンじゃねぇのか? あんな腑抜け社長には見えねぇし… 「あんた一人暮らし?ってか何この群がる獣達。」 ネクタイを外しスーツを脱いでYシャツ一枚のラフな格好で 多分アイツの寝室らしき場所から出てきたそいつに話し掛ける そんなオレは今猫達に囲まれていた 猫のクセになんでこんなに人懐っこいのさ… 「人間は僕だけだよ、家族はその子達を入れれば7人家族かな~。」 「へぇー…」 人って数え方違うだろ… なんて思いながら素っ気なく返す 「名前は覚え易いよー。」 そして勝手に猫紹介が始まった。  
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