別格

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三毛猫のミー 虎猫のシマ 灰色猫はスミ 黒猫のクロ 白猫のユキ 白黒の靴下猫はクック 「因みにユキとクロとクックは兄弟なんだ。」 なんて安易でどーでも良い情報を…… 「みんな只今ぁ~。」 そんな事思ってるなんて知らないアイツは嬉しそうに 猫達に囲まれていた 「猫好きなんだ。」 とても気紛れで人ではなく家に付く猫 主人なんて無く自由気儘な存在 自由だからこそ人に嫌われ 主人だと敬意を払わないから嫌悪される だけど猫は… 「好きだよ。彼等らしい優しさや気遣いが可愛い、素直になれないからこそ解り易い。」 そう… 馬鹿だ単純だ学習能力が無いだ言われても 猫は誰よりも信念が強く優しい 馬鹿なんかじゃない 単純だなんて言うな 理解だってしてる だけど縛られないんだ 人と同じで猫の数だけ性格が有る… 猫って種族なだけで嫌われる 男だから女だから、人間だから… そう言われるのと同じだって何故解らないのだろうか だから嫌いなんだ こんな汚れただけの世界なんて……  
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