別格

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雑誌や本は壁側に寄せて積み重ねて有り 仕事の紙やら何やらも適当に纏めてある 本棚も縦に並ばれる筈が何故か横向きで積み重ねて有る 「この分じゃ、クローゼットも簡単に想像がつくな。」 どうせグチャグチャだろう… スーツに皺が無かったからほっぽりだしってわけじゃないんだろうけど 「寝室見せて。」 「えっ!?き、汚いからっ」 なんか想像したら夜兎の身体が反応した 片付けしたいと脳が言う だからオレはソファから立ち上がり 引き止める山岸を無視して寝室のドアを開いた 「……やっぱりな。」 スーツは積み重ねて掛けて有り ネクタイもそれに伴い十数本掛けられていた ベッドはダブルなのかデカいが、グチャグチャ 紙はゴミとされて丸められたのと書類が混ざり散乱 洗濯物もハンパなさそうだな 「次脱衣所。」 「ちょ、ちょっとっ」 引き止める事再び無意味になり オレは気に留める事なく脱衣所で有ろう場所を開く 「……ナニコレ…」 目の前には積まれた洗濯物 タオルとYシャツが主だがYシャツの枚数がおかしい  
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