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そう言えばあいつ昼間なのに仕事しなくて良いのか…?
こんな一軒家一人で使ってるし
二階もあんのに階段には埃が溜まって
猫の足跡しかないから使ってないって事だ
つまりは一軒家に一人暮らし
家ならローンだろうし…ニートじゃねぇよな
なんて疑問も出て来たが触れないでいよう
オレからプライベートに関わったら
あいつからのプライベートな質問をされかねない
「あ…職業は何となく解らなくねぇかも。」
言語、法律、弁護関係の小難しい本が主だというのに気付いた
本を整理し終わってから紙を見ればツラツラと書かれた状況
相手に対して持った疑問とその答え
小さく脇に書かれた法律
「あのヘラヘラしたヤツが弁護士かよ…見えねぇ。」
でもそれなら何となく一人でこの家のデカさが解るかも
しかもそれなりの腕なのかもな…うん
「いや待て、弁護士じゃヤバくね?」
身元調査されたりしたら…
「…大丈夫か。」
制服はブレザー脱いでたからYシャツだけ
Yシャツに校章は無い
名前だって夜兎と言ってないし
夜兎の名前は珍しい方だからバレるだろうが
今のオレは月兎だから平気だな、うん
あ…夕方頃一度荷物取りに夜兎の家に行かなきゃな
そんな風に考えながらオレは紙は紙
雑誌は月毎に分けて整理していった
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