記憶

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海沿いの田舎町 空を飛ぶトンビ 潮の香り 漁船の汽笛 陽に焼けた漁師達 寂れたスナック 娯楽は波がある日はサーフィン、無けりゃスケボーかバイク。 …… サーフィンか…… 俺はベッドから起き上がりクローゼットを開けた。掛けてある服をどかすと、そこにはお世辞にも綺麗とは言えないサーフボードが一枚立て掛けてある。 俺はそれを黙って見詰め軽く触れた。
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