uno

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「ちょ、ジェジュンヒョン…」 「ん?どうした?」 「あ、いや…、近くない?」 「スキンシップだよ、気にしないで」 「あ、の、暑いかなぁ…」 「…ん、ほら、エアコンつけたよ?」 「あ、りがと…」 絶対零度の笑顔を見せて俺達を黙らせたジェジュンは、ずーっとユチョンにくっついてる。 最初は暑苦しそうにしていたユチョンも、 抱き締められて心地良いのか、すぐにウトウトしている。 「眠い?」 「…ん(コクン)」 「んー…じゃあ、寝る?」 「う、ん…(コクン)」 「(ニヤ、)じゃあ、一緒に寝よ?」 「…(コクン)」 「あぁっ!!ヒョンっ!ズルいですよ!!」 「何を人聞きの悪い。 ユチョンはちゃんと頷いたよ」 「ジェジュンヒョン、さいってー」 「なんとでも言え、天使モドキ」 「モドキじゃないもんっ!」 「ちょっ、うるさいですよ!!」 「「チャンミンが一番うるさい!!」」 ユチョンと寝るのがズルいやら、「ざまぁみやがれ」と鼻で笑っているやら…。 三人共うるさい。 俺が黙って傍観していると、 クイッと、服の裾を引っ張られた。 「…うるさくて寝れないのか?」 「うん…」 引っ張ってたのはユチョン。 眠たそうにしながらも表情は苦い。 ジェジュン達がうるさいらしく眉間にきゅっと、皺を寄せた。 「部屋行ったらどうだ? まだまだ収まりそうにないからな」 やめるつもりはないのか、騒ぎ続ける。 ユチョンは暫く何かを考えてから、ふにゃりと目尻を垂らして笑った。 「ユノヒョン、一緒に寝よ?」 突然のお誘い。 可愛いユチョンからのお誘いに、 俺は断れる訳もなく、力強く頷いた。 「よかった、」 愛らしい笑顔を見せ俺の手を引く。 ユチョンにつられてリビングを出た。 「ねぇ、ユチョンとユノヒョンがいない」 「…やられた」 _
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