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一人余韻に浸っていると、
「愛美?」と、悠也が心配そうな顔を覗かせた。
真っ直ぐな、綺麗な目で、私を見つめる。
ふいに、目を逸らしてしまった。
「なんで、目ぇ逸らすの?」
悠也が質問してきた。
なんでって……。
「だって…、悠也見つめるんだもん…////」
顔が熱いのが、自分でも分かる。
「愛美?こっち見てよ。」
「嫌。」
「見ろって。」
急に命令口調になった悠也に、ドキッとしてしまう。
真っ赤な顔で悠也を見る。
真っ直ぐな目。
「どうしたの?」なんて聞いて来るから私は、素直に答えた。
「あ~~、あったね。そんな事。」
悠也も思い出したみたい。
私達は、放課後まで話していた。
授業……サボっちゃった。
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