第一章

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一人余韻に浸っていると、 「愛美?」と、悠也が心配そうな顔を覗かせた。 真っ直ぐな、綺麗な目で、私を見つめる。 ふいに、目を逸らしてしまった。 「なんで、目ぇ逸らすの?」 悠也が質問してきた。 なんでって……。 「だって…、悠也見つめるんだもん…////」 顔が熱いのが、自分でも分かる。 「愛美?こっち見てよ。」 「嫌。」 「見ろって。」 急に命令口調になった悠也に、ドキッとしてしまう。 真っ赤な顔で悠也を見る。 真っ直ぐな目。 「どうしたの?」なんて聞いて来るから私は、素直に答えた。 「あ~~、あったね。そんな事。」 悠也も思い出したみたい。 私達は、放課後まで話していた。 授業……サボっちゃった。  
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