第二章

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1週間後。 私の体調は、もっと悪化していた。 それは、悠也も、無視出来ないものとなっていた。 「愛美、病院行こ?」 病院を勧める悠也だが、 「大丈夫だって!貧血だよ~。もう、悠也は心配性だなぁ!」 なんて、笑ってごまかした。 本当は、自分でも、風邪でも、貧血でも無い事くらい、分かっていた。 でも、信じたくなくて、風邪や、貧血であって欲しいと思い、悠也の優しさを踏みにじってしまった。  
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