第一章

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屋上に着いて、私の腕を掴んでいた悠也が、徐々に手の平へと移動していった。 手を繋いで、屋上の綺麗な空を見上げる。 この綺麗な空が大好き。 心が癒える。 「なぁ、愛美?」 「ん?」 「好きだよ。」 悠也の言葉に、顔が赤くなるのが、自分でも分かる。 「そんな、恥ずかしい事言わないでよ////」 「えー?愛美も言ってよ~」 「嫌!」 「なんで!?」 「ハズイから!!」 「え~~」 そんな会話をしていた。 飛行機雲があったら、その話しを、鳥が飛んでいたら、その話しをお互いしていた。  
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