第一章

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その日から、私は彼にもうアタックをした。 「悠也く~ん♪」 彼の名前は、芦谷悠也。 血液型はO。 5/12生まれのおうし座。 まだ、ここまでしか知らないけど、私は十分だった。 「また?」 最初は冷たくされた。 今は、こんな面影なんて、全く無いけど。 「悠也君♪好きだよ」 「恥ずかしくないの?」 そんな質問に、私はキョトンとする。 そして、こう言う。 「愛してる人に好きって言って、何が悪いの?好きなものは、好き!それで良いじゃない♪」 この時、悠也は凄く優しい顔で笑った。 その笑顔を見て、頬をピンクに染める。 一生、片思いでも良い。 そう思えた。  
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