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―1ヶ月後―
「えっと…付き合って欲しいんだけど……////」
悠也が、顔を赤くしながら言ってきた。
夢かと思った。
その場で、重いっきり頬をつねった。
痛い。
夢じゃない。
私はその瞬間、目頭に熱い物が込み上げて来たのを感じた。
“涙”
最近は、全く流す事が無かった涙。
この時は、ボロボロと零れ落ちた。
「え!?愛美!?強く引っ張ったから痛いの!?大丈夫!?」
この時は、もう“悠也”“愛美”と呼ぶようになっていた。
「悠也…涙は、痛かったり、悲しかったりして流すだけじゃないんだよ。嬉しくて、流す涙もあるんだよ?」
また溢れる涙。
止まる事を知らないかのように、次々に涙腺から零れ落ちる。
ギュッ
悠也に抱きしめられて、その日は悠也の胸の中で泣いた。
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