猫目の彼

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気が狂ってしまいそうになる。 もっと、もっと… 躯の中で、響いている。 この快楽を、もっと、感じたい。 その思いとは裏腹に、私の中の何かが、時々反発する。 香山くんが年下だから?高校生だから? 「……?」 突然、香山くんの手が止まった。 「遥さん。今は俺に、集中してよ」 ―ああ、すぐに見抜かれてしまう。 すこし猫目な彼の瞳は、彼の性格を表しているようで。 妖艶さをまとったその瞳に捉えられてしまうと、もう、逃れることはできない。
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