アネカの章

3/14
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
母の突然の告白に戸惑い、飲み込めないまま日々が過ぎ そして、突然それはやって来た。 「ハイ!アネカ!こんにちは!僕はジーンだよ。 これから、よろしくね。」 ジーンと言うその人は、屈託無い笑顔で挨拶し握手を求めて来た。 「ど、どうも。」 初めての事に、戸惑いながらも恐る恐る手を出すと、 手をしっかりと握られ、ブンブンと上下に振る様はとてもこれから、一緒に暮らしていける様には思えなかった。 それぐらい、一方的な歓迎に感じたのだった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!