恋心

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ある日見てしまった… 放課後の中庭で、涼が隣のクラスの野崎さんに告白されてる所を… 次の日の朝、勇気を出して、涼に聞いてみた。 奈穂「ねぇ。涼」 涼「何?そんなビビった顔して」 奈穂「昨日、放課後に学校の中庭で2組の野崎さんに告白されてた?」 涼「うん。まぁ断ったケド」 奈穂「えっ?そうなの?」アタシは、心の中でホットした。 だけど、なぜか複雑な気持ちになった。 涼「そんなに驚くコトないだろ?好きなヤツいるから断っただけだ。」 奈穂「ふ~ん。好きなヒトいるんだぁ」 この時アタシは、涼の頬が赤くなっていたのは知らなかった。 さっき出てきたの野崎さんとは、2組の学級委員で、これまた強気なヒトだ。 野崎さんみたいなヒトが、涼みたいな爽やか男子に恋するなんて意外すぎる。 涼「奈穂!聞いてんのか?」 奈穂「なんだっけ?」 涼「ったくやっぱ、奈穂はとんちんかんだな」 奈穂「何それーって何笑ってるのー?」 涼「笑ってねぇって。ぷっぷぷ」 奈穂「もう涼ったら」 すごく幸せだった。
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