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一日体験当日の朝──
“プァァァァン…♪”
朝から響き渡るクラクションの音。
どうやら迎えに来たようだ。
私は玄関を出て道路まで歩いた。
あれ?
普段見慣れた景色に釣り合わない車が一台…
あれかな?
私は一目見ただけでもすぐに高級車とわかる車に近づいてみた。
“ウィーン…”
「おう、おはよう」
『あ…おはようございます…』
高級車の窓から顔を出したお兄さん…
この車に乗っていることで更にイカツさ倍増。
しかしこの車…
なんて車なんだろう?
「乗れよ」
『あ、はい』
私は後ろのドアを開けて高級車に乗り込んだ。
「おはよう」
『あ、おはよう』
助手席に座っていたテルが後ろを振り向いて挨拶してきた。
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