とある夏の日

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事務所へ到着── 『すいません…今戻りました。』 「おう、大丈夫だったか?」 一瞬、私の心配をしてくれたのか?…と、思ったが、んなわけない。 たぶんお客様のことだろう。 『はい、大丈夫だったんですけど…』 「ん?どうした?」 『不良品を持って帰る途中、荷台から落としてしまったんですよ』 なんとも苦しい言い訳… こんなの信じる人いるのかね… 自分で言い訳を考えているのだが、幼稚すぎるため若干恥ずかしい。 それでも一生懸命演技をする私とテル。 脚本家が私じゃなければ今頃月9に出てただろうな…
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