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今となっては古い昔話。
助けて…一人は……怖い。怖い。
怖い。
怖いよっ!
「チッ!またかよ…。」
三蔵は聞こえる声に舌打ちをすると自分の拳で軽く殴り声が聞こえない様に願った。
三蔵は何度も何度も繰り返し幼い声が頭の中で響き渡り、三蔵には重苦しい苦痛だった。
「………。」
不意に三蔵は煙草を捨てると声の主に逢いに長く険しい道のりを一人で歩き始めた。
この世界から消えたら、楽かな?
一人で居なくても良くなるかな?
怖がらなくても良くなるかな?
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