非日常は朝から始まるものなんだな…

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剛 「ただいまぁ…」 はぁ、疲れた~、まぁそりゃ当然だよな…だって校門から3時間ずっと走ってたんだぜ、マジ疲れた… てか、とにかく風呂だな、風呂!汗だくだし… オレは風呂に向かうため靴を脱ぎ、ひとまずリビングに向かった 母 「お帰りぃぃぃぃぃ」 リビングに入った瞬間、待ってましたと言わんばかりに母さんが飛び付いてきた… 剛 「ちょっと母さん!!抱き付くなって!!オレ汗だくだし」 母 「え~、別にいいじゃない、カッコイイ我が息子とのコミュニケーションには抱き付くのが一番よ!それに汗なんて気になんないもん!」 そう言って母さんは頬っぺたをスリスリしてくる 剛 「いやいや、そういう問題じゃないから!!てか、ハ・ナ・セ!!」 母 「もう、ケチ!わかったわよ…離せばいんでしょ!離せば」 ギュゥゥゥ 剛 「いぃぃぃぃぃ!!しっ、しまってるから!ちょっ、マジやばいって!」 母 「まぁまぁ、もう少しだから!後70%で息子パワー全快だから!……ね?」 そんな可愛らしい素振りで『ね?』なんてされても… 親ですからね…あなた… 確かに見た目は中学生だがオレにとっては43のおば… ギュウゥゥゥ ノォォォォォォオ!! ああ… 風呂… 入りたかった… オレの意識はそこで完全に途切れたのだった…
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