一話―学園への入学?!―

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大量にいる魔物を崖の上から見下げる一人の少年がいた。 「さて、と。いっちょやりますかぁ。 今回報酬の金額が高いから、フンパツして三キロの米イケるかも」 それが奮発なのだろうか。 嬉しそうに少年は鼻歌を歌い飛び降りた。 「あ、まってよ……」 一人の少年、でなく二人の少年だった。 一人の少年の頭二、三個分は小さな少年も魔物の元へと飛び降りる。 が、魔物は小さい方の少年を通りぬけていく。 そう、影がうすいのだ。 とてつもないほどに。 その上身長も小さい。 影がうすい・身長が小さい・引っ込み思案の三拍子が揃っているため例え 真後ろにいても 真横にいても 真ん前にいても 服をつかんだとしても気づかれない天性の影うす。  ユウマ 「憂眞!!!!」 憂眞と呼ばれた影うす少年は話しかけてきた者の所まで行った。 「………カインド」 少年の腰に手をあてながら小さい声で唱える。 その瞬間、少年の事を光が包んだ。
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