出会い
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少し無言の状態が続いたあと観念したかのようにオレは口を開いた。 「…まぁつまりは赤の他人なんてどうでもいいんだよ、俺達はな。」 あえて周りを見渡しながらそこそこ大きな声で言ってやった。 オレってばかっこ悪いな。 また殴られると思ったが少女は踵を返し去っていく。 去り際に少女は消え入りそうな声で、 「目の前の救える命を救おうとしないなんて…おまえらは悪だ…。」 そう呟いた。
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