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「……お前、何気に喧嘩売ってるだろ……」
『早く背中に乗りませんと、置いていきますよ?』
虎、隼雷はあえてスルーした。
「なんだよ。道わかったのか?」
『いえ、元の道に戻ったまでです。どうやら、術をかけていたようで。』
「術……ね~…よっと。」
旅人は、隼雷の背に乗った。
『――との連絡が取れないのと関係してるんでしょうか?』
「それを調べに行くんだよ。裏切っていたら厄介だけどな。」
『村は、近いですが……一気に行きますか?』
隼雷は、首を後ろへ傾け旅人に聞いた。
「そうだな……早く情報が欲しい所だ。一気に行くぞ。」
『御意にて。』
隼雷は、返事と共に駆け出した。
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