第03章─揺れる想い

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「いや、お前いつもいい突っ込みが帰ってくるから。悪いな太郎」 「俺は祐介ですけど」 「ありゃ!?また私ったら間違えちゃった。全く年をとりたくないねー……。すまないね、秀雄や」 「だから俺は祐介!!絶対わざとだよね!?それに何処のババァの物真似だそれ!?」 「いや、俺の頭の中で《お前の家庭》《母親》《現状》と検索した結果……こうなった」 「俺の母親はまだ三十代だからね!?そんな年寄りじみた喋り方ありえないからね!?」 「あぁー、ごちゃごちゃうるせー奴だな」 俺は耳を塞ぎ、その場をしのぐ
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