第03章─揺れる想い

22/70
前へ
/299ページ
次へ
「……お前どうしたん?今日なんか変だよ?具合でも悪いのか?」 「……うるせぇ、いいからほっとけよ…」 ……ハイ、まさかの拒絶パターンきました 流石にちょっとカチンときたよ 「はっ!!?なんだよその言い方!!人がせっかく心配して「──進」」 剛は俺の言葉に割って入った 「……本当に頼む、今は一人にしてくれ」 そう言うと剛はその場を離れて、何処へ行ってしまった ……その足どりも何故か重そうで、左腕を軽く押さえながら 「なんだよあいつ……人がせっかく心配してやってんのにさ!!」 あまりの剛の冷たい態度に苛立つ俺 しかもまだ完璧にキレる事の出来なかった俺は、まだ不完全燃焼 ……このイライラを何処に放出しろと? 取り敢えずサンドバッグと言う名の祐介をしばく……にも、その本人は現在逃走中 クソォ……、祐介!見つけたら覚えておけよ!!
/299ページ

最初のコメントを投稿しよう!

459人が本棚に入れています
本棚に追加