バイオハザード～Japan～

感染

デパートの入口は自動ドアだがすでに壊れていた。
そのせいでこのデパートは無法地帯だ。
オレ達は銃を構えた。
そしてデパートの入口を入って行く。
階段やらを無視して食料品売り場に真っ直ぐ向かう。
……。
食料品売り場まではなにもなく到着。
背負っているリュックサックを降ろしそのままもちのいい缶詰などを入れる。
オレが食料を調達してる間は彰も辺りを見回し、ゾンビがいないか確認しながら同じように食料調達をする。
飲み物、カップラーメン、カンパン、カロリーメイト……。
非常食のようなものを中心にリュックサックに入れる。

“ガタ”

突然なにかに当たったような音がする。
オレは彰を見るが彰もこちらを見ている。
どちらも音源では無いことを確認すると全力で走り出す。
オレ達が出した音じゃないなら……。
嫌なものが頭をよぎる。
一瞬が命とり。
油断は出来ない。
銃があっても怖い。
デパートの入口まで戻り振り返るとさっきまでオレ達がいた所になにかの影が見える。
恐らくゾンビだ。