プロローグ~カップル~

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摩天楼が立ち並ぶ大都市を電車の窓から見つめながら、男は面倒くさそうに呟いた。 「あー……。もう少し楽な仕事だったらなー」 「不謹慎だよ。」 電車の線路を走る音が聞こえる中、2人のカップルが話しを紡ぐ。男は黒を中心とした服を着ており、暗い雰囲気を漂わせているが、男が漂わせているその雰囲気を台無しにするように、女は白いワンピースの上に薄い桃色の上衣を羽織るように着ていて、男とは真逆の明るい雰囲気を出し、男の隣に座り男と同じように窓の外の世界を見つめている。
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