6人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
西と東の大陸に挟まれた島。
ジヤ島。
ここは十数年前、東の大陸の反乱軍と西の大国【マキリア】の軍が衝突した島であり、街は戦場となり多くの死傷者をだした。
戦いはマキリア軍の勝利。瓦礫の山のようになる地区もあり、ただのテロとの衝突でない事を物語っていた。
一触即発であった東の大陸諸国は戦争になることを危惧し、条約として東の大国【ファスマ】の領地であったジヤ島を、マキリアに明け渡した。
大国の支援もあってか、島は今では驚くべき早さで復興している。
しかし復興したとは言え、戦場となった傷痕は、街にも人々の心にも残っている。
そのために貿易はするものの、島には軍を置き、東側の海を監視しているなどと、関係はあまり穏やかではない。
よって、屈強な人間を育成させる施設の建設は必然的な流れでもある。
最初のコメントを投稿しよう!