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彼は私よりひとつ年上
先輩よ
入学そうそう
なれない学校で
毎日迷子
そんなときに彼は優しく道案内
そりゃ、惚れるのは当然
私はお子ちゃま
単純だったの
毎日迷子の私を毎日案内してくれた日にはたまったもんじゃないでしょ?
だからね
私は思い切って言ったの
「好きになってしまいました」って
そしたら彼は
笑顔で「付き合おう」って言ってくれたの
彼は私をこう呼ぶの
「小猫ちゃん」
迷子の迷子の小猫ちゃん
私の彼は犬のおまわりさんね
学校の中では、恥ずかしいから名前で呼ぶところが可愛い彼
メールをしたらどんなに忙しくてもどんなに遅れても絶対に返信してくれる優しい彼
わがままを言っても全力で叶えてくれる親みたいな彼
誕生日や記念日には何かサプライズをしてくれるまめな彼
普段は男らしくてカッコイイのに寝顔だけは小動物みたいに可愛い彼
いざというとき頼りになる彼
そんな彼の全てが好きな私
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