詩集1st 砂時計

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貴方は、私の恋人 私は、貴方の恋人 互いに惹かれあって結ばれた…。 けれど 貴方と私には『見えない壁』がある。 「好きだよ」 その甘い言葉は、私にとって とても、くすぐったくて とても、嬉しかった けれど 何かが 何かが、違うの… 「貴方に抱きしめられた時」 それは至福の瞬間で 私にとって とても、恥ずかしく とても、暖かかった けれど 何かが 何かが、違うの… 「貴方の私への愛」 それは私も同じ気持ちで 私にとって 全てが嬉しく 全て受け入れた けれど 何かが 何かが、違うの… でもね 私の想い違いに 決まってる… そう、 きっと… そうだ…。 この邪念を捨て 貴方の愛を正面から受け止めよう。。。 あの時 私はそう考えて 貴方と向き合ったの… 貴方と別れる2ヵ月前の話…。
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