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私「大事な話がある。」
それだけ卓也にメールをして、無意識にママに電話していた。
私「もし?」
マ「何?」
私「いや…なんか言いづらいんだけど…」
マ「だから何?」
私「…」
マ「妊娠…した?」
母の勘ってスルドイよね。
私「うん。」
マ「…どうするの?卓也君なんだって?」
私「まだ聞いてない。」
マ「……今回は諦めたら?」
私「え?」
おろせってこと?
マ「卓也君だって、まだ一年学校があるのよ。卓也君の人生どうなるの?」
確かに。
今、正に就活もしてるし、卒業後の就職先も決まっていない。
卓也には可能性がいっぱいある。
なのに…。
私は何も言えなくなってしまった。
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