感謝

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私はママに電話をした。 私「もしもし?」 マ「卓也君と話し合った?」 私「うん。それでね…やっぱり生むよ。」 マ「…だと思った。うん、じゃあ今度二人でうちに挨拶にいらっしゃい。パパにも会って話しなきゃ。」 私「うん。」 マ「一気に二人も孫ができるなんて大変だわ、もう。」 私「ホントにねぇ。」 マ「あんたはホントにいつもそうだよね。いつの間にか家から消えて、いつの間にか妊娠して結婚。」 私「…」 私はママを傷つけたのかもしれない。 一瞬申し訳ない気持ちになったけど、すぐにその気持ちをしまった。 だって申し訳ないって思ったら、赤ちゃんの存在を否定してるような気がしたから。 そして、心で思うだけで、自分の体の中にいる赤ちゃんに伝わっちゃう気がしたから。
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