嫌な任務

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「……兄様…行っちゃた…」 「俺達も帰るか・・・」 ラカンの意見に賛成して寮に帰って行った そしてグランは 「やっと着いた…あれ?みんなは?」 帰った後に教室に付いていた 一方シエルを連れ部屋に着いたナギ、クロナの2人 「…で、シエルは何時まで引っ付いてる」 「すいません💦でもあの人がまた…」 シエルはクロナがまた羽根を触るの出はないかと心配してるようだ 「ん? 嗚呼、なら翼仕舞えば良いんじゃないか? 出来るんだろ」 「……出来ません、両親からは、 何も教わる事なく死んでしまいましたから」 ………………………… 部屋が静寂に包まれてしまった 「…そうだったのか ごめん辛いこと思い出させたな」 「いえ💦⁉そんなことないです!! ……それよりもその後の方が…」 「……大丈夫シエルの居場所、 此処にある」 クロナはシエルの頭を撫で始めた 「ふぇ⁉」 「クロナも俺もシエルを助ける、 だから我慢し続ける必要無い」 ナギはシエルにわらいかけた 「ゔッぅぅう泣いちゃ、 駄目なのにゔぅぅぇッ 嬉しい筈なのにゔぇえく ひくッゔえぇぇええん‼――」シエルは涙目になってナギに顔を埋めて泣き出してしまった 「今は俺達しかいない 泣きたいだけ泣けばいい、笑って生きれる用に」 「よしっよしっ――――」 クロナはシエルを撫で続けた ―――――――――――― ――――――――――― ―――――――――― 「…スー…スー…スー…」 泣き疲れたのか今はソファーで眠ってしまっているシエル 逸れを膝枕をして支えるナギ クロナはシエルが眠った後昼食を作りに向かった 「この娘も苦労してる用だなナギよ」 「ああ、ん?」 聞き慣れない女性の声が聞こえそちらを見ると 赤眼、黒髪長身の凛々しい女性が黒一色の出で立ちで壁に寄りかかりただずんで居た 「…誰だ」 全く見に覚えのない相手に警戒したナギ 「私だ、私、分からないのか?」 「分からん」 「はぁー… 私はハバムートだ、お前の使い魔契約をした」 「なぁ⁉ 何でその姿なんだ」 「何となくだ、別に他意は無い」 「他にも姿を変えられるのか?てか女だったんだな」 「ああ、ドラゴン型から獣型、人型色々とな あと性別など私には無い」 「へーじゃ虫や爬虫類も」 「…なれるがならん 気持ち悪いのが多すぎる」 「…スパイ活動に便利だな」
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